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MAN page from Fedora 17 matlab-7.4.0.336-3.i386.rpm

orbd

Section: User Commands (1)
Updated: 2004 年 6 月 22 日
Index 

名前

orbd - Object Request Broker デーモン

orbdは、クライアントが CORBA 環境内のサーバ上に存在する持続オブジェクトを透過的に特定して呼び出す場合に使用します。 

形式

orbd[options] 

機能説明

orbdツールを含むサーバマネージャは、クライアントが CORBA 環境内のサーバ上に存在する持続オブジェクトを透過的に特定して呼び出す場合に使用します。持続サーバは、ネームサービス内の持続オブジェクト参照を発行する一方で、オブジェクト参照内にサーバのポート番号ではなく ORBD のポート番号を組み込みます。持続オブジェクト参照のためにオブジェクト参照内に ORBD ポート番号を組み込むと、以下の利点が得られます。

* ネームサービス内のオブジェクト参照は、サーバのライフ
サイクルとは無関係に維持されます。たとえば、オブジェクト参照はサーバの最初のインストール時にネームサービス内でサーバによって発行され、その後は何度サーバの起動または停止が行われても ORBD は常に呼び出し側のクライアントに正しいオブジェクト参照を返します。
* クライアントはネームサービス内でオブジェクト参照
を 1 度確認する必要があり、サーバのライフサイクルが原因で起きる変更に関係なくこの参照を繰り返し使用できます。

ORBD のサーバマネージャにアクセスするには、servertool を使用してサーバを起動する必要があります。servertool はアプリケーションプログラマが、持続サーバの登録、登録解除、起動、停止を行うためのコマンド行インタフェースです。サーバマネージャの詳細については、このドキュメントの「サーバマネージャ」の節を参照してください。 

必須オプション

-ORBInitialPort nameserverport
ネームサーバを起動するポートを指定します。起動後に orbd はこのポートで着信要求を待機します。Solaris ソフトウェアを使用する場合は、スーパーユーザになって 1024 未満のポートでプロセスを開始する必要があります。このため、1024 以上のポート番号の使用を推奨します。 (必須)
 

その他のオプション

-port port
ORBD を開始する起動ポートを指定します。このポートのデフォルト値は 1049 です。このポート番号は、持続 Interoperable Object References (IOR) のポートフィールドに追加されます。(省略可能)
-defaultdb directory
ORBD 持続ストレージディレクトリである orb.dbが作成されるベースを指定します。このオプションが指定されない場合、デフォルト値は ./orb.db です。(省略可能)
-serverid ID
この ORBD に割り当てる持続サーバ ID を指定します。デフォルト値は 1 です。(省略可能)
-serverPollingTime milliseconds
デーモンスレッドが登録されているサーバの健全度を検査する頻度を指定します。ORBD は、millisecondsごとにプロセスの状態をポーリングします。デフォルト値は 1,000 ミリ秒
 (1 秒) です。millisecondsに指定される値は、有効な整数でなければなりません。
-serverStartupDelay milliseconds
サーバの再起動の後ロケーション転送例外を送信するまでに ServerManager がどれだけの間待機するかを指定します。ORBD は、ロケーション転送例外を生成するまでに millisecondsの間待機します。デフォルト値は、1,000 ミリ秒 (1 秒) です。millisecondsに指定される値は、有効な整数でなければなりません。
-Joption
optionを Java 仮想マシンに渡します。ここで、optionは、Java アプリケーション起動プログラム java(1) のマニュアルページで説明されているオプションの 1 つです。たとえば、-J-Xms48mは、起動時に使用するメモリを 48M バイトに設定します。-Jが基本にする仮想マシンにオプションを渡すことは、共通の規約です。
 

ネームサービスの起動と停止

ネームサービスは、名前をオブジェクト参照にバインドすることによって、CORBA オブジェクトを指定できるようにする CORBA サービスです。ネームバインディングは、ネーミングサービスに保存できます。クライントは名前を指定して、目的のオブジェクト参照を取得できます。

クライアントまたはサーバを実行する前に、ORBD を開始します。ORBD には、持続ネーミングサービスと一時ネーミングサービスが含まれています。これらは両方とも COS ネーミングサービスの実装です。

* 持続ネーミングサービスは、ネーミングコンテキストに
持続性を提供します。つまり、この情報はサービスの停止と起動の間で持続し、サービスに障害が発生した場合に回復可能です。ORBD が再起動されると、持続ネーミングサービスはネーミングコンテキストグラフを復元するため、すべてのクライアントとサーバの名前のバインディングは損傷を受けません (持続する)。
* 以前のバージョンとの互換性のため、
tnameserv (以前のバージョンの JDK と一緒に出荷された一時ネーミングサービス) もこのリリースの J2SE に含まれています。一時ネーミングサービスが実行されている限り、ネーミングコンテキストは保持されます。サービスが中断された場合、ネーミングコンテキストグラフは失われます。

-ORBInitialPort 引数は、orbd に必須のコマンド行引数で、ネーミングサービスが実行されるポート番号の設定に使用されます。以下の説明は、Java IDL Object Request Broker Daemon にポート 1050 を使用できると仮定しています。Solaris ソフトウェアを使用する場合は、スーパーユーザになって 1024 未満のポートでプロセスを開始する必要があります。このため、1024 以上のポート番号の使用を推奨します。必要な場合は、別のポートを使用することもできます。

UNIX コマンドシェルから orbd を起動するには、次のように入力します。

orbd -ORBInitialPort 1050&

MS-DOS システムプロンプト (Windows) から起動するには、次のように入力します。

start orbd -ORBInitialPort 1050

ORBD の実行後に、サーバおよびクライアントアプリケーションを実行できます。クライアントおよびサーバアプリケーションを実行する場合は、ネーミングサービスが実行されているポート番号 (および該当する場合は、マシン名) をアプリケーションに認識させる必要があります。これを実行する方法の 1 つとして、次のコードをアプリケーションに追加することができます。

Properties props = new Properties();props.put("org.omg.CORBA.ORBInitialPort", "1050");props.put("org.omg.CORBA.ORBInitialHost", "MyHost");ORB orb = ORB.init(args, props);

この例では、ネーミングサービスはホスト「MyHost」のポート 1050 で実行されています。また、サーバまたはクライアントアプリケーションの実行時にコマンド行からポート番号またはマシン名を指定することもできます。たとえば、「HelloApplication」を次のコマンド行で起動します。

java HelloApplication -ORBInitialPort 1050 -ORBInitialHost MyHost

ネーミングサービスを停止するには、該当するオペレーティングシステムコマンドを使用します (Solaris での pkill orbd、またはorbd が実行されている DOS ウィンドウでの Ctrl+C など)。一時ネームサービスの場合、サービスが終了すると、ネーミングサービスに登録されている名前が消失する可能性があります。Java IDL ネーミングサービスは明示的に停止されるまで実行します。

ORBD に含まれているネーミングサービスの詳細については、「ネーミングサービス」を参照してください。  

サーバマネージャ

ORBD のサーバマネージャにアクセスして持続サーバを実行するには、servertool を使用してサーバを起動する必要があります。servertool はアプリケーションプログラマが、持続サーバの登録、登録解除、起動、停止を行うためのコマンド行インタフェースです。servertool を使用してサーバを起動する場合、orbd と同じホストおよびポートで起動する必要があります。異なるポートでサーバが起動された場合、ローカルコンテキストのデータベースに格納されている情報は無効になり、サービスは正常に機能しなくなります。 

サーバマネージャ: 例

デモ用のサンプルチュートリアルを使って、idlj コンパイラと javac コンパイラをチュートリアルで示されているように実行します。サーバマネージャを実行するには、以下の手順に従ってアプリケーションを実行します。
1. orbd を起動します。
orbd を UNIX コマンドシェルから起動するには、次のように入力します。

orbd -ORBInitialPort 1050

MS-DOS システムプロンプト (Windows) から起動するには、次のように入力します。

start orbd -ORBInitialPort 1050

1050 は、ネームサーバを実行するポートです。-ORBInitialPort は必須のコマンド行引数です。Solaris ソフトウェアを使用する場合は、ルートから 1024 未満のポートでプロセスを開始する必要があります。このため、1024 以上のポート番号の使用を推奨します。

2. servertool を起動します。
Hello サーバを起動するには、次のように入力します。

servertool -ORBInitialPort 1050

ネームサーバ (orbd) のポートが前の手順で使用したポート (たとえば、-ORBInitialPort 1050 ) と同じであることを確認してください。servertool は、ネームサーバと同じポートで起動する必要があります。

3. Hello サーバを servertool プロンプトから起動します。

servertool  > register -server HelloServer -classpath .                         -applicationName HelloServerApName
servertool はサーバを登録し、「HelloServerApName」という名前を割り当て、サーバ ID を表示します。
4. クライアントアプリケーションを別のターミナルウィンドウまたはプロンプトから実行します。
java HelloClient -ORBInitialPort 1050 -ORBInitialHost localhost
この例の場合、ネームサーバは Hello クライアントと同じホストで実行されているので、-ORBInitialHost localhost を省くことができます。ネームサーバが別のホストで実行されている場合は、-ORBInitialHost nameserverhost を使用して IDL ネームサーバが実行されているホストを指定します。 前の手順と同様に、ネームサーバ (orbd) のポート (たとえば、-ORBInitialPort 1050) を指定します。
5. サーバマネージャの実験が終了したら、
ネームサーバ (orbd) と servertool を必ず停止 (終了) してください。
orbd を DOS プロンプトから停止するには、サーバが実行されているウィンドウを選択し、Ctrl+C を押して停止します。orbd を UNIX シェルから停止するには、プロセスを検索して終了します。サーバは、明示的に停止されるまで起動を引き続き待機します。 servertool を停止するには、quit と入力し、キーボードの Enter キーを押します。  

関連項目

NamingService,servertool(1)


 

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その他のオプション
ネームサービスの起動と停止
サーバマネージャ
サーバマネージャ: 例
関連項目

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